Group Study Exchange 2006-2007
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帰国報告
2006〜2007年度 帰国報告書
■中村近宏団長

韓国3600地区(京畿道)
訪問都市:慶州市・河南市・利川市・ヨジュ郡・安城市・龍仁市
京畿道の特徴:農村部(山・川・畑など)80%、「こしひかり」の米どころ。セラミック:(陶器関係が主な産業)

見学・訪問先
1) 各市、陶器博物館、登り窯など見学 11回
2) 大小寺院見学 8回
3) 上水道、下水処理、ダム 3回
4) デパート、マート、青空市場見学 8回
5) 遊園地・動物園・民族村‥ 4回
6) 自動車修理工場・ラーメン工場・エレベーター部品工場・サムソン会社他 5回
7) 地域祭礼参加 2回
8) 学校訪問 3校
9) 例会・送別会・3600地区表彰式 9回
10) その他 5回

【例会について】
例会は点鐘から終了まで1時間行い、終了後食事となります。
点鐘後まず国歌斉唱、そしてロータリー歌を必ず歌います。次に物故者に対して黙祷、「四つのテスト」を全員で合唱、会長報告が5分〜10分あります。5分間ほどロータリアンの心得とRI会長メッセージを毎回順番に発表(同じ言葉で)RIテーマを復唱する。10分ほど幹事報告、今月予定行事と今月行った行事の説明を5〜10分。
会長訓示を点鐘時間まで10〜15分して終了。例会は12時〜13時迄、13時〜14時食事時間、食事は席に着いた順に食べて食べ終わったら帰る。事務局と例会場は同フロアにあり、食事場所は一階の食堂か隣近所の食堂です。
出席率は50〜60%、メイクアップはほとんどしないようです。他クラブには迷惑になるのであまり行かないとのことです。
・寄付について
財団寄付は毎回自分の貯金箱が設置してあり、全員競って入れています。2年間くらいで1000ドルに達しているようでした。ガバナー補佐は一万ドルに達した人の中から選ばれるようです。

【会長就任式】
ちょうど次年度会長との引継ぎ時期でしたので、就任式を見ることができました。大変盛大なセレモニーでした。ブロックの会長・幹事がほぼ出席して、現年度総裁(ガバナー)ご夫妻・次年度総裁ご夫妻・現年度、次年度会ご夫妻が出席して全会員出席の中で引継ぎ式が行われます。現年度会長が3分ほど文章を読み上げて、この言葉を次年度会長が復唱し厳守することを宣誓しているようでした。その後次年度会長が会長方針を10分ほど演説して現総裁が祝辞を述べ、次年度総裁が挨拶をする約1時間のセレモニーです。

【感想文】
当初予定にありました職業研修が全て変更されてほとんどできなかったことが残念でした。しかし、滞在中お世話になりましたガバナー補佐の皆様をはじめ、ホストファミリーの皆様とは団員ともども帰国後も交流をしております。関係者の皆様には厚く御礼申し上げます。
■林恭輔団員

当初は仁川と聞いていましたが、D3600地区は違う地区でした。
基本的にはソウル市の周辺区域が範囲だったのですが、日本とは違う衛星都市の形を見た感があります。
基本的に最初の廣州から、最後の龍仁まで熱烈な歓迎をしていただいたと思っております。
丁寧で、パワフルで、派手好きな韓国人気質を感じました。
廣州では最優秀クラブの名に恥じない団結力とロータリーの誇りを、河南では穏やかなクラブの特徴が隅々まで行き届いた真面目さを、利川ではかけがいのない仲間を作れるロータリーの楽しさを、驪州では役目を何があっても最後まで果たそうとする心意気を、安城では韓国女性の典型例と感じた力強さを、龍仁では国際交流の重要さと意思疎通の大切さを、それらの人々がすべて集まってくれた送別会は本当にかけがえのないものでした。
その反面で職業研修については、向こうの意識が低かったせいかあまり多くなく、その地域に行ってから、その週の担当者が動いてくれたものだけでした。元々用意していただいたものでは、あまり職業研修というほどのものではなく、むしろ地域観光にのみ特化した形でした。
例えば私の場合「焼肉屋の研修ならば食べて、そこのオーナーと話せばいいだろう」という感覚でしたが、事前に私はマネージャーであり、料理をするわけでは無いことを伝えていたにも関わらず、それはプログラムには反映されていませんでした。たまたまロータリーのメンバーで食品組合の組合長がいらっしゃったので中村団長からお願いしてお時間とっていただいたのが唯一の研修でした。
しかしほかのメンバーは密度の濃い研修は出来ず、GSEの目的である「職業研修・国際交流」のうち、職業研修に対しては、あまり成果を持ち帰れなかったと思われます。今後は事前に細かい各自の業務内容まで考慮していただいて、日本側からも出発前に多少のチェックをしていただければと思います。
今回はGSEという研修プログラムで、普段の生活では体験できない貴重な経験をさせていただきましてありがとうございました。推薦していただいた佐藤先生を初めとして、日本のGSE委員の皆様、韓国で出迎えていただいた皆様、4週間もの長きに渡る不在を許可していただいた私の会社の社長である中西に御礼申し上げます。
■栗野ひとみ団員

GSEというすばらしい機会を与えて下さった皆様に心より感謝致します。
韓国語ができない私たちを温かく向かいいれて下さった韓国のロータリアンの皆様にもお礼申しあげます。
ホームステイを通じて韓国の人達の心情、文化や習慣に直に触れることができ、大変充実した一か月を過ごしました。
生活の中で、一番感心したことは、韓国は年上の人を大切に、敬う気持ちが大変強い文化だと感じました。
朝から夜までよく食べ、よく飲み、よくしゃべり、ジョークが大好きでとてもパワフルな国だと感じました。
京畿道世界陶磁ビエンナーレという2年おきに開かれる美術展覧会では伝統陶磁器の製造過程や歴史を学びました。アジア人の生活は色々な陶磁器文化で満ちていると感じました。
毎日、沢山の方々と出会い、様々な人と意見交換をし、新しい発見と驚きの連続で、自分自身が大きく成長できたと思います。
改めて自分自身を見つめ直す機会にもなりました。物事に対して広い視野をもてるようにもなったと思います。今回学んだ多くの事は、今後の生活において生かしていきたいと思います。
韓国は近くて遠い国と言われていますが、今後も積極的に交流をし、より日本と韓国が近くて近い国になれることを願っています。
最後にこのプログラムを通じて、すばらしい仲間に出会えた事を嬉しく思います。
このプログラムは終了しましたが、今後もすばらしい仲間・友達を大切にしていきたいと思います。
今回、職業研修の機会が私は一回もありませんでした。同じ職業の方と話したり、意見交換ができず、会社を代表してこのプログラムに参加した者として残念に思います。
■森加奈絵団員

2006〜2007のGSE・韓国での研修に参加させていただき、約一ヶ月、他の国での生活と沢山の人々と交流、文化を体験できたのは、普通のホームステイや旅行とは違う、GSEならではの貴重な体験でした。6つの地域を周り、各ロータリーの皆さんには温かく向かい入れていただき、とても感激しました。

5月6日〜9日・廣州
廣州では市長訪問、下水処理場、ダム、陶磁器の博物館、デザインセンターなどの見学をいたしました。この辺りの地域は陶磁器が有名ですが、丁度ビエンナーレを開催していて、他の地域でも一斉にイベントを行っていたので見学する機会が多くありました。ここでは初めてのプレゼンでしたが、皆さんに温かく見守っていただき、メンバー一同落ち着いて発表することができました。ここのロータリーの皆さんはとても若い方が多く、人数は多いですがとてもまとまっていて驚きました。あとで知ったのですが、表彰式で“最優秀クラブ”に選ばれており、活動熱心なロータリーだったようです。私の仕事はグラフィックデザインなので、デザインセンターの訪問はとても勉強になりました。デザインセンターは現代的な建物で、デザインミュージアムがあり、世界のすぐれたプロダクツや歴史を独特の展示で紹介しています。ここは政府が協力して“デザインとはどうゆうものなのか“を一般の人たちにプロモーションをしているということで、大変驚きました。「日本はアメリカと比べてデザインの認識が50年遅れている」と少し前までいわれていましたが、政府が協力する韓国のデザインはこれからとても伸びていくのではないでしょうか?

5月10日〜13日・河南
河南では映画撮影所、博物館、デパートなどを訪問いたしました。フリーの日は、通訳の方の家に遊びに行ったり、韓国の風習の「一才になったお祝いパーティー」に参加したり、生活に密着した文化を体験できました。
韓国は「食べきれないほどの量でもてなす」という食文化で、毎回沢山の種類のおかずが出てきました。韓国の人は細い方でもとても沢山食べるのに驚きました。

5月14日〜17日・利川
唯一みんなバラバラにホームステイしたのが利川です。私がお世話になった家族は、夫婦とおばあちゃんと中学生の子が二人で、とても温かい家庭でした。言葉はなかなか通じなくて大変でしたが、優しく接していただき、短い滞在だったのがとても残念です。韓国の家はみんなオンドルという床暖房で、床にものを置くことが少なく、どこの家もスッキリしています。5月なのにスイカが沢山売られていて、いただく機会も多かったのですが、とても甘くて日本の旬のものよりおいしかったのに驚きました。

5月18日〜20日・驪州
驪州では木彫博物館や女性の生活博物館、世宗大王など歴史的な所を見学いたしました。韓国の木彫は日本と通じるところがあり、隣国であることを改めて感じました。フリーの日には、4月に先に来ていた韓国チームのメンバーが来てくれて、皆でバーベキューをしました。韓国といえば焼き肉ですが、毎日食べる機会がありました。日本では牛肉ですが、韓国では豚肉が一般的だそうで、とてもおいしかったです。

5月21日〜27日・安城
安城では独立記念館、芸術大学、ラーメン工場、植物園、お寺など、滞在も長かったので色々なところを訪問しました。独立記念館は他の所とは少し違う、とても考えさせられた見学になりました。ここでのホストファミリーは女性の会長さんで、とても明るくてパワフルな女性でした。ここのホストファミリーの方に、女性メンバー念願のハンボ(韓服)を着せていただきました。ハンボとはチマ・チョゴリのことで、チマ・チョゴリというのは北朝鮮の言葉だそうです。下がふんわりしたスカートで、胸のところで留めて、その上に短い上着を着てリボンを結んで出来上がり、と簡単に着れます。色合いが日本では見ない独特の組み合わせて、とてもきれいでした。

5月28日〜2日・龍仁
龍仁では地区の表彰式と会長の就任式、高校訪問、南大門、民俗村の見学などしました。ここでお世話になったホストファミリーは、女性クラブの会長さんでした。他の地区でも女性のロータリアンに出会うことが多く、どの方もとてもパワフルで圧倒されました。高校訪問では、日本語のクラスの授業に参加させていただき、コミュニケーションがとれたのがとても嬉しかったです。ここで研修が終わり、送別会にはお世話になったホストファミリーの方々はじめ各クラブの方々が来てくださり楽しい時間を過ごしました。文化と沢山の人との交流ができた面では充実した研修ですが、目的の一つである「職業研修」が殆ど無かったのが残念であり、問題であると思いました。私の場合は、廣州で唯一、デザインセンター訪問がありましたが、これは廣州の会長の計らいで組み込んでいただいたので、プログラム自体には入っていませんでした。このことが、これからのGSEに活かされていくことを願ってます。
■豊岡かおり団員

4週間あっという間に過ぎてしまった。韓国から離れるのが淋しかった。もっと韓国にいたかった。それが日本へ帰ってきて一番の感想だ。
私から見た韓国の人たちの印象は順不同に挙げると次の通り。目上の人を敬う。家族を大切にする。情が深い。思ったことを正直に口にする。よく食べる。よく飲む。大きい声で話す。大きい声で笑う。元気。勉強熱心。せっかち。細かいことは気にしない。人を思いやる。
ほとんどの点で私は韓国の人たちに負ける。そして、言葉もわからない中で生活していたので、韓国の人たちに圧倒されっぱなしだった。でも、それは決して不快ではなく、不思議と心地良かった。言葉は通じなくても、気持ちは通じるのだなと思う場面もいくつもあった。日本のちょっと遠慮がちでドライな社会の中で失いかけているものが、韓国には存在しているように思えた。
そして、何より印象に残っているのは、ホストをしてくれた家族の子供たちや、学校を訪問して生徒たちと話をしたことだ。きらきらと輝いた純粋な目で私の目を見て、色々な事を質問してきたし、話してくれた。いつまでも話していたいと思う時間だった。
GSEで行くまでは、特に良い印象も悪い印象も無かった国だけれど、今は韓国という国をとても身近に感じる。きらきらと輝く目をもつ彼らが韓国の未来を作っていくのだと思うと、とても頼もしくて楽しみでならない。私も彼らに負けないように精一杯頑張って明るい日本の未来を担う一人になっていきたいと思う。そして、日本と韓国が様々な面でより近い国となって行けるよう微力ながらも努めて行きたいと思う。
本当にあっという間に過ぎてしまった4週間で、私の今までの人生の中で何よりも充実した時間を過ごした4週間であり、忘れることのできない経験となった。けれども、今回のプログラムで非常に残念だったのは、期間中、職業研修プログラムが組まれず、自分の職業に関する会社を訪問したり、話を聞いたりする時間が全く持てなかったことだ。それには事前の連絡不足など様々な事情や理由があるのだろうけれど、振り返ってみるといくらでもチャンスはあったのに本当に残念でならない。
最後になりますが、3600地区と2590地区の大勢のロータリーの皆様のお陰でこのような素晴らしい経験をすることが出来て、心より感謝申し上げます。両地区の更なる発展と友好を祈念いたします。
ありがとうございました。